社長の椅子

カメラマンの宮本ちゃんに、 「三分一さんは、どうしてそんなに赤が好きなんですか？」と聞かれた。 「そこに赤があるから」とは答えなかったが、 生まれもって好きな色なんだと思うから、理由なんてないんだけど、 「好きなものに理由を付けたら嘘っぽくなるだろ」と前置きした上で、 「日本人なら誰でも赤を生まれもって意識している。だって日本人は日の丸を背負って生きてるからねぇ」 白と赤の2色を使った究極のデザインは「日の丸」で、永久にこれ以上のデザインは出て来ないから、日の丸には強烈なリスペクトがある。（思想とかではなくデザイン的に） オフィスをレイアウトした時に、できるだけ白以外には赤いモノしか選ばなかったら、いろんな方が赤いモノを持ってきてくれるので、結果的にオフィスが赤くなってしまった。 ネガティブな見方をすれば「赤字」にもつながるが、モノの見方には必ず二面性があるもの。合格のダルマは赤と決まっているし、タイガー・ウッズも石川遼も勝負する時のウエアは赤と決めている。 そして今日、社長の椅子が届いた。赤いヤツ。