現場に三日居たらいろいろ考える。

今、改装のためのデザイン関連一式を承けている果物屋の向かい側の空き地がコインパーキングにするための工事中。

元々和光というファッションビルだったが、不景気のあおりを承けて営業を止め、止める時の条件が現状復帰だった（情報によると）ために建物を壊して更地になっていた。

しかし、よりによってコインパーキングとは…。 安易だ、あまりにも安易。 街のことや商店街のことを微塵も考えていない。 街のど真ん中に、ぽっかり空洞が出来ている。

この更地を見た時に、直感的に「どうせなら駐輪場にすればいい、いや絶対駐輪場だ」と思った。 徳山の中心市街地の商店街一帯は、放置自転車や駐輪区域外への自転車が非常に多い。 市内線の道路の歩道が中途半端に広い為に、昔から半ば公然と自転車の駐輪場と化している。 駅周辺にまともな駐輪場が無いのでこんな状態になっているが、この空き地に立体の駐輪場を造って街の自転車を一ヶ所に集める。 当然自転車を駐輪するのにお金を払う人はいないはずだから駐輪場の運営は駐輪以外の部分で捻出しなければならない。

しか～し、広告宣伝の醍醐味とは、こういうヒトが手を出さない分野に進出してこそ効果がある。 駐輪場内に広告をセンス良く掲示したり、例えば駐輪場にナンバーを付けてコインロッカーのように鍵を付ける。鍵に企業のネームやブランドを印刷したり・・・やり方はなんぼでもある。 駐輪場で広告展開をするという話題性もあって、間接的に広告宣伝効果が絶対に上がる。

こんなん誰も考えつかないのかな？ 街の中にごちゃごちゃチャリンコが散乱している街、汚いと誰も思わんのか。