36光年 wizzplanning, 2006年8月2日2024年3月30日 2日前のこと。 長門のO山荘での最後の撮影は、1週間前の梅雨の時と比べて真逆の、思いっきり真夏の青空と強い日差しで、川沿いの遊歩道を歩くシーンの撮影には強すぎる日差しだった。ブライダルのパンフレットなのだが、ここのロケーションはカップルが私服でも絵になるロケーションが多いので、私服で4、5カット撮影した。 そしてここの名物は、立派な天体ドームがあることで、ここでの撮影をする間に望遠鏡でいろいろ覗かせてもらった。特に月などは、こんなに表面のクレーターって奇麗に見えるのか!と思うくらい感動的だった。木星も見ることが出来たが、表面の縞模様まではっきりわかった。 この望遠鏡はパソコンと連動していて、見たい星をクリックすると自動的にドームが回転して望遠鏡が「グイ~ン」と狙いを定める。まるでサンダーバードが出てきそうな、メカ好きにはたまらない仕掛けなのだ。 一般的な星座を構成している「星」は、さすがに遠すぎてカタチまではわからないが、まるで線香花火のように微妙に白い光が動いている。見ようによってはダイヤモンドのようにも見える。その星までの距離は、36光年!つまり今見ている光は、36年前の光だという説明を受けた。なんてロマンチックなんだろう。 そこで、もう物語が出来上がった。 未分類