ヒアリング wizzplanning, 2006年8月28日2024年3月30日 山口県デザイン協会の「サクセス・デザインプレゼンテーション」という事業があり、県内で悩みを抱える中小企業に対して、デザイナーが企業を調査分析し、公開プレゼンを行うという、画期的な取り組みなのだが、今日は岩国市のある和菓子のお店からの依頼で、県の担当者と一緒にヒアリングに行った。 岩国地区はデザイナーが少ない(居るのかもしれないが、デザイン協会に登録していないので)ので、周南地区のデザイン協会の約20名のデザイナーに、この和菓子屋さんに興味のある人は来るように、とメールをしたのだが、来たのは自分と、業界の大先輩である元周南デザイン協会会長のK氏。 本当は、こういう事に首を突っ込むことは、ものすごく大事な事だし自分自身の仕事の幅を広げるのにものすごく役立つのだけど、来てしかるべき世代のデザイナーが知らん顔で、自分とかK氏は、誰もプレゼンしなかったら事業に穴があくので、半分は責任感からやっている。 しかしながら今日のヒアリングは、とても面白かった。事前準備として、このお店の商品をホームページで確認した段階では、商品力そのものに問題があると感じて、企業からの希望である、店にたいしての集客方法とか、販売方法を論じる以前のような気がした。 逆に言えば、それだけホームページでマイナスのイメージを発信し続けていることになり、よくあるのだが、ホームページを創ったがために逆にイメージダウンになるという、シャレにならないような状態の典型のようなお店だった。 詳しく話をしてみると、商品企画からパッケージデザイン、店舗の活用の仕方、販売促進企画、インターネット活用まで、本当にデザイナーが関わったら劇的に変わる要素が満載で、商品そのものは県内の有名和菓子にも全然負けていないので、化ける可能性は大なのである。 また、今迄は店主がデザイナーに発注する事に対しての金銭面での恐怖感があったらしく、デザイナーというのは法外な報酬を要求するイメージがあったらしい。それだけ特殊な仕事という認識を持っていただいていることは光栄だった。 やっぱ、デザイナーはプレゼンできなきゃダメでしょう。 未分類