世代の違い wizzplanning, 2005年6月11日2024年3月29日 昨日、デザイン協会周南地区のミーティングで集まった。 今回のミーティングのテーマは、周南市が公募している「ひと・輝きプロジェクト」に、デザイナー有志で提案してみよう!というものだったが、思いのほか反応が無かった。 我々の職業を行政に認知させる機会として、絶好のチャンスだと思ったが、どうも若い世代のデザイナーはノリが悪い。 世代の違いで片づけてしまうのは簡単だが、こちらから歩み寄ると迷惑そうに逃げていく感じに見えるし、かといって自分たちからは何も行動を起こさない(ように見える)。 今ほとんどのグラフィック系のデザイナーがコンピューターでデザインしているので、独りでも十分生計を立てられると勘違いをしているが、やっているのはほとんどがオペレーター作業で、たしかにそれは忙しい。 自分もデザイン事務所を起業した当時は忙しい忙しいと言って、寝ずに仕事をしていたが、冷静に考えると、収入に対する労働時間が異常で、例えば時給に換算したら信じれないくらい安い時給だった。 人の倍(時間で)働いたから収入もそれなりに多い、と、ワケの分からない理屈で納得していた。 デザインの業界を良くするということは、きちんとしたコンセプトで、いいものを創って(高い付加価値をつけて)高い報酬を得るということ。 我々の先輩デザイナー(本当にデザイナーと呼べる人)達は、コンピューターが無い時代から、きちんとデザインの仕事をして高い報酬を得ている。 本物になりたければ、まずこのノウハウを盗むことからはじまる(誰も教えてくれないから)ので、盗むためには近付かなければならない。 本物のデザイナーは、朝から晩まで決してコンピューターの前に座ってないし、切れ味鋭いデザインを創るためには、むしろ遊んでいる時間の方が大切だったりする。 自分より年長者や仕事の経験の長い人と話したり遊んだりすることは、マイナスになることはひとつもないのだから、どんどん若いデザイナーは人が集まる場所に出てきてほしいなぁ 未分類